All that glitter is not gold.

それでも、きらきらしたものがすき。

わたしと音楽と低音域難聴と。

珍しく、自分の話をします。

 

急性低音障害型感音難聴(ALHLと略すらしいです)、というやつになりました。

 

いまはほぼ治っているのですが、難聴という診断を聞いて不安になったわたしと同じ状況にある人、そしてこの症状の原因となるストレスを抱えている人に向けてわたしの体験談を記録しておきたいと思います。

 

8/1頃から左耳がくぐもったような感じになり(ちょっと引っ張ると治るけどすぐくぐもる)、気づけば同じ症状が右耳でも始まり、しかも痛みまで出てきたものだから超不安。

最初はせきとたんにいらいらして2週間前にやった扁桃腺炎の薬と風邪薬を同時に飲んだからなんか変なん起きたかな?とか思ってたらべつに関係なかったみたいです。(けどいろんな薬を確認もせずまとめて飲むのがよろしくないのは事実)

 

仕事のない土曜(8/4)の午後に耳の症状を訴えて耳鼻科に行くと、まず検査をしましょうと。

①鼓膜の検査→鼓膜に圧をかけるやつ。

②聴力検査→音が聞こえている間ボタンを押すやつ。

で終わるところが、

③黒目の動きを見るやつ

追加検査します。って聞いたときにあっこれやばいやつかもしれん。と思いました。

 

一通りの検査を終えて、会話の音域は問題ないが低音域の軽い難聴ですね。との診断を受けました。神経性のものだとも。

難聴という言葉にショックを受けてちゃんと説明を飲み込めなかったんですが、神経がなんかバグを起こしてるっぽいです。中耳の機能は特に問題ないとも言っていただきました。

聴力はHzで表され、数値が低い方が耳が良いのだそうで、〜20Hzが正常、20〜40Hzが軽度の難聴とのこと。わたしの場合、いちばん低い音域で約30Hzでした。

 

そして、お医者さん曰く、来週検査するからまた来てね、と。

 

いやいや待ってくれ!

来週は…ロッキンに行くんですけど…。(難聴を患いながらフェスに行くヲタク←パワーワード

とは言いませんでしたが、まる1週間経たなきゃだめですか??と聞いてみたら平日でもいいそうなので事なきを得ました(?)

 

薬は、ステロイド剤とか血流をよくするやつとかが8日分。重度の花粉症をやっているのでステロイド剤は慣れっこなんですが、一度に8錠って言われるとさすがにビビりますね!笑

 

帰宅する途中、ネットで調べてみると

・20代〜30代の女性に多い

・ストレスや感冒が原因

・経過は良好であることが多い

らしく、うわ…仕事のストレスかな…うちの部署パワハラひどいしな…ってなりました。

 

まあそんなわけで、お医者さんに言われた通り律儀に薬を飲み。1日ほどでくぐもる感じは時々になったり痛みはなくなってきました。

なんなら、診断の翌日友人たちと5時間カラオケ行ってます(笑)。元から決まってた予定だったけど普通に歌えたし何より楽しかった。めっちゃ元気。

 

その後も薬をちゃんと飲めば目立った症状もなく過ごし、2回目の診察へ(8/9)。軽い問診後、前回と同じ検査。

低音域の聴力は23Hzくらいまで回復していました。このまま薬を飲みながら経過を見ましょう、月末にまた来てね〜とのことで終了。

 

無事、ロッキンには参戦できました。聴こえるって、最高。

イヤホンで曲を聴くのも、特に問題はなかったです。お医者さんに直接聞いたわけじゃないけど。実際イヤホンで毎日音楽聴きながら薬飲み〜〜で回復してるから関係ないかな、と思う。

 

その後も約3週間、薬を飲み忘れると耳がくぐもるな〜ぐらいの症状で済んでいました。(いや、薬は飲もうな)

 

そして、3回目の診察へ(本日8/28)。検査の結果、すべての音域にて20Hz未満となり「難聴」の域は脱することができました。

が、薬がなくなるタイミングでまた来てね〜と。経過をきちんと見ないとまずい病気なんだろうなあ。

 

とまあ、現在まだ「完治」には至っていませんが、聴力の回復が一定の水準に達したということで一区切りとしてこの記事を公開するに至りました。

わたしの症状は平均よりきっとかなり軽い方だし経過も良好なので、参考にならない部分もあるかもしれません。でも、原因がパッとわからないからこそいつ誰がなってもおかしくないんだよ、と。そんなときにこの記事を思い出してくれる人がいたらうれしいなと思います。

 

わたし、音楽が聴こえない身体になったら死んじゃうな、と今回の一件で思いました。さらっといろいろ書いたけど、診断された日は不安で結構泣きました。

これからもまた再発があるかもしれないけど、大好きな音楽と離れるわけにはいかないので、きちっと自分の身体に向き合って生きていこうと思います。

続編…はあってほしくないけど、思い出したことがあればまた書きます。