All that glitter is not gold.

それでも、きらきらしたものがすき。

アンジュルムが10人になった日。

2017年12月31日。

アンジュルム3期メンバー 相川茉穂ちゃんの卒業が発表されました。

 

わたしはまほちゃん推しではありませんが

まほちゃんを、そして11人のアンジュルムの姿が見られる日を待っていたものとして、今の気持ちを書かせてください。

 

31日、わたしはカウコンに参戦するため「昼12時に、サンプラザ前で」友人と待ち合わせをしていました。

友人が少し遅れるというので、トレーディングテントの前でひとり12時を迎えました。

「現場着弾!」みたいな言葉と共にサンプラの写真でも上げようかなとTwitterを見ていたその時、あのツイートがTLに流れてきたんです。

 

アンジュルム 相川茉穂に関するお知らせ、って。

 

一瞬で、「これは嫌な方のお知らせだ」ってわかった。わかってしまった。

 

ハロプロには細かい言葉遣いの規定があるようで、メンバーの進退についてのお知らせは「関するお知らせ」、イベント欠席等のその都度のお知らせは「関してのお知らせ」って書くんです。字面だけの違いだけど、その数文字の違いがファンの気持ちを大きく左右する。

 

今回はまぎれもなく悪い方のお知らせだ、って思ったのはやっぱりタイミングで。

いいお知らせだったらわざわざ大晦日の12時になんて、本人のいないカウコン当日になんて、出す必要ないんです。例えは悪いけど、やっぱり今年のことは今年のうちになんです。大掃除する理由と一緒。

まほちゃんが復帰して、11人のアンジュルムの姿を見ること。微塵もあきらめていなかったのに、そんな理屈付けが一瞬でできてしまったことが、最初に頭を抱えた理由でした。

 

そして、その2日前に見たCDJでのアンジュルムのパフォーマンスの気合の入りようにも説明がつく気がして、はっとしました。

2017年にアンジュルムが参加した「ROCK IN JAPAN FES. 2017」「COUNTDOWN JAPAN 17/18」という2つのロックフェス。わたしはどちらにも足を運ぶことができたのですが、特に年末のCDJでのパフォーマンスにいつも以上の気迫を感じて興奮したと同時に、どうして?という疑問も抱いていたのです。「アンジュルムを知らない人に、少しでも目に焼き付けて帰ってほしい」という本人たちの想いを差し引いてなお有り余るほどの入れ込みようであり、とてつもない執念を感じたから。

今思えば、まほちゃんの卒業が発表される前、最後のライブパフォーマンスだったんですよね。(CDTVの収録もその翌日にありましたが、まあ興行ではないので…)

そうか、そういう想いも抱えてステージに立っていたんだなと、気づけなかったと、そこで10人の強さに感服すると共に、ひとり立ち尽くしてしまった。

 

会場前に友人が姿を現した瞬間、挨拶もそこそこにひとりで堪えていた涙があふれてしまいました。(その節はすみませんでした)

 

そのまま2人してお通夜みたいな空気でグッズ購入とお昼ご飯を済ませ、カウコン1部へ。

この頃には、とにかく意識が「アンジュルムのライブを盛り上げること」に向かっていた気がします。だって、その日わたしにできることはもうそれしかなかったから。まほちゃんが卒業しても、アンジュルムは続いていく。であれば、それを見守っていくことがきっとまほちゃんにも、アンジュルムにもプラスになることだから。

 

1曲目のマナーモード。歌い踊る彼女たちの姿を見ながら、「あ、この曲をやるまほちゃんを見られることってこれから先一度もないんだな」とふと考えてしまって。彼女の活動休止からずっと、「やっぱりまほちゃんがいないと何かが足りない」と感じていたことを思い出したんです。

「愛さえあれば~」のリリース時には、「8人のフォーメーションってなんか寂しいな」とか「この難しい振付、まほちゃんが復帰したらむろやりかこに教わって一生懸命練習するのかな」って想像したり。

ふなちゃんとあやのちゃんが加入したときには、「あやのちゃんとまほちゃんの会話って絶対ほのぼのしてるんだろうな、そんな姿を見てみたいな」と思ったり。

 

その日はなんだか、彼女たちの歌うあらゆる歌詞が、まほちゃんへのメッセージに聞こえました。

そんなふうに半ば勝手に感情移入しながらステージを見ていたから、「君だけじゃないさ…friends」の2番でりかこが涙を見せた時、もらい泣きすると同時に安心もしたんです。

 

そうだよね。大事なメンバーが卒業して平気なわけないよね。って。気持ちは一緒だよねって。

 

泣きながらも精一杯パフォーマンスするりかこを見つめていたら、ある瞬間、むろと2人で目を合わせて笑顔になったんです。むろは振り返る形だったからその時の表情は見えなかったけど、そのタイミングを境にりかこもまた笑顔を取り戻していって。ああ、これから3期はこの2人で頑張っていくんだよな…って現実を噛み締めました。

 

カウコン2部ではそうした卒業の余波を感じることはありませんでしたが、突如の欠員をカバーする勝田さんやかみこに特に頼もしさが見られて、みんな見えないところで強くなってきたんだということを思い知らされました。

 

 

カウコンでのアンジュルムの様子を中心に書いてきましたが、発表から一週間が経ったいまでもまだ「アンジュルムって11人だよな…」という感覚は続いています。そして、この卒業がまほちゃん自身によってくだされた選択であり、ひとつの決意だということを鑑みてもなお、わたしには「まほちゃん、卒業おめでとう」という言葉が言えそうにありません。

だって、おめでたいことだとは思えないから。

「完治するものではない症状であり、いつ発作が起きるかわからない。このまま復帰しても活動休止をしていてもメンバーに迷惑がかかってしまう」という状況の中で卒業を決めたところには彼女の優しい性格を感じる一方で、100%の本意ではないのだろうな…という気持ちが拭えないからです。もちろん、この言葉がまほちゃんの決断に対し失礼であることは承知しています。ごめんね、まほちゃん。

何よりも、これからもっと速度を上げて駆け抜けていくであろうアンジュルムの未来に、絶対にまほちゃんがいないことが悲しくてさみしくて悔しいです。

 

でも、きっと一晩やそこらでくだされた決断ではないから、わたしもその気持ちを受け止めたいと思います。

まほちゃん、アンジュルムでの時間を幸せだったと言ってくれてありがとう。スマイレージ/アンジュルムを好きでいてくれてありがとうね。1185日間、おつかれさまでした。

またいつかどこかで、あなたの名前や作品に出会うことができたらうれしいな。

これからわたしにできることは、その日を待つこと。そしてこれからのアンジュルムを一緒に見守っていくこと。だってわたしがライブに行くとき着るアンジュルムTには、まほちゃんの名前も入ってるんだから。絶対絶対忘れないよ。

 

最後に、(ライブ参戦がメインのため)まほちゃんと2回しか握手したことのないわたしがまほちゃんに釣られたときの話置いておきますね。 たいぎゃ好きばい。

allglitters.hatenablog.com

 

まほちゃんありがとう。バイバイ!